トルコというと最近ではサッカーでその地名が注目される事も多いと思います。
世界三大グルメのひとつがトルコ料理であり、親日国ということからも日本人にとっては旅行し易い国ではあるのですが、どうしても”イスラム国”のイメージが強く残ってしまっている為、「危険な国」として遠ざけてしまっている方も多いのではないでしょうか。
トルコも海外旅行の基本的な安全対策は怠らないように。
確かにイスタンブールなどの都市部では、詐欺、スリのようなレベルの犯罪から、睡眠薬強盗まで、表面化していないものも含めると数多くの日本人が巻き込まれてしまうケースがあるのも事実です。
ただし、「知らない人に付いていかない。」「もらった食べ物はなるべく口にしない。」「安易な誘いにのらない」「自分の荷物は肌身離さず、安全管理を怠らない」など、海外旅行の基本的な注意を守っていれば、防げる犯罪も多いはずです。
日本の感覚ではなく、現地の感覚を身につけて旅行をすることで、安全に、そして楽しくトルコを旅行する事が出来るはずです。
私がトルコを一人で旅行した際に、「危ない」と感じたことを伝えることで、これからトルコ旅行を検討している方の安全対策の参考になればと思います。
イスタンブールで旅行者を装い騙そうとする人
イスタンブールの街は夜も人が多く(トルコは大体どの場所も夜に出歩く人が多かった印象。夏だから?)賑やかで活気があります。夏は特に日中が暑いので、涼しくなってから街を散歩するのもおすすめです。私もそんな風に夜の街をぶらぶらと歩いていたら、スマホで街並みを撮影している旅行者風の人に声をかけられました。「あの建物を背景に自分の写真を撮ってくれないか?」と言われたので、同じく一人で旅行しているのかなぁと思い快く撮影しました。
その後も少し世間話をして、なんとなく打ち解けてきた時に「近くに一緒に飲みに行かないか?」と誘われたのです。
この瞬間、「行かない方がいい!」と直感しました。
というのも、旅行者にしてはいやに軽装(手ぶらでスマホだけ持っている。)で、撮ってあげた写真も良く確認せずにスマホをそのままズボンのポケットに突っ込んでいたのでした。その動作にどことなく不信感を持っていたので、親しく話をさせてもらったのですが、誘いはお断りしました。
その後、宿に帰りながらよくよく思い返してみると、「仲良くなって一緒に飲みにいったら、実は睡眠薬強盗(知らない間にお酒に混ぜた睡眠薬を飲まされて)で、目覚めたら身ぐるみ剥がされていた。」というケースそのままじゃないか、と。現地人ばかりに注意していて、同じ旅行者には気を許してしまう傾向が自分の中にも少なからずあったので、今後は注意しないといけないなぁと感じました。
男性でもおかまいなし!店の裏に連れて行かれ襲われそうになる!
イスタンブールよりもっと内陸、首都アンカラに近い田舎町を観光中、金属の工芸品を取り扱うお店にぷらっと立ち寄りました。興味深く商品を眺めていると、そこの店主と思しきおじさんが奥も是非見てってくれと。どうやらその工芸品はそのおじさんが作っているらしく、各方面から取材を受けるほど実力があるのだということでした。
さらに店の奥の方に招かれたのですが、ついつい興味本意で(何が出てくるのかというどうしようもない好奇心に駆られてしまい。。。)誘われるがまま店の奥へ。そこでもこんな物を作っているんだというひとしきりの説明をしてくれるのですが、なぜか手を腰にまわしてきて密着状態!私自身が男性なので、そういう心配はしていなかったのですが、おじさんの様子がどうもおかしい。。しまいには、腰にまわした手が下へ下へと下がり、昭和のセクハラおじさんよろしくお尻を撫で回す始末!
そこでようやく、「このままでは新境地を開拓してしまいかねない!」と危険を察知し、逃げるように店の外へ。
女性の皆さんはもちろん、そのような心構えが出来ているのでそもそも店の奥になんかいかないと思いますが、男性の皆さんもくれぐれもご注意ください。
どうやら日本の男性はすべすべでかわいいらしいです。。
9日間トルコを旅行した記録などをまとめているので、少しでもこれからトルコ旅行を計画している人の参考になれれば幸いです。