トルコのバックパック一人旅旅行記〜ギョレメ〜
イスタンブールから12時間。
ようやく最初の観光目的地であるカッパドキアの拠点、ギョレメの街に到着。
いやぁ、長かった!
それにしても、長時間移動からの解放を祝福してくれているかのように、ギョレメの街は快晴である。
高地に位置するからなのか、そこが奇岩地帯で近代的な建物がないからなのかはわからないが、突き抜けるような青さだ。
バスの停留所近くに食堂があるのをみつけ、お腹が空いていたので入ってみる。
ビール解禁!
ずっと我慢していたビールとトルコ版ピザの「ピデ」を注文。
食堂のテラスからはカッパドキア独特の奇岩の街並みが見渡せる。もう、これだけで感動してしまうほど”異国感”が凄まじかった。
突き抜ける青空と、これまた青がテーマカラーのエフェスビールは相性抜群だ。
なんだかずっとこのままテラスに居座り続けたくなったものの、今日の寝床も定まっていない身分としてはそうも言ってられない。
あっさりとした味わいのエフェスビールを一気に胃の中に流し混むと、テラスからの眺めに後ろ髪を引かれながら今日の宿探しへ。
目星をつけておいた宿は街の中心より少しはずれたところにあった。
カッパドキアとはいえ経済的なホテルもあるし、当日でも問題ない
カッパドキアならではの奇岩を利用したホテルではないものの、清潔感があり安心して過ごせそうだった。
シングルで50TLという事だったが、温水シャワーも使えるそうなので即決し、一泊だけお願いすることにした。
部屋に案内されるとベッドが3つもある広めの部屋だったが、なんと一人で使っていいよ、と。
ホテルの部屋でしばらく休憩しながら、地図を広げて街の大体の位置関係を頭にいれておく。
ギョレメの街だけなら徒歩だけで十分まわれる広さのようだ。
ギョレメ博物館へのルートも徒歩がおすすめ。
のんびり過ごさないのが日本人らしいなと思いながらも、休憩も程々に奇岩群の洞窟教会跡などがみれるギョレメ博物館へ向かう。
それにしても、ギョレメという街は歩いているだけで楽しい。
例えるなら世界観が作り込まれたテーマパークに迷い込んだような、そんな感覚。
博物館までは街の中心から2キロほどだが丘を登るように少し傾斜のある道路を歩いていくので足に負担がかかる。それでも普段みることのできない奇岩の独特な風景を眺めながら歩けるので、まったく飽きることはなくあっという間に博物館へ到着した。
博物館は洞窟教会の壁画などをハイライトに2時間ほど見てまわる。
カッパドキアの歴史に触れるにはいい場所だが、なにせ街そのものがすべて観光スポットに値するカッパドキアなので、もしツアーとかギョレメの滞在時間が短い旅行なのであれば、ぶらぶらと街の路地をうろつく方に時間を割いた方が楽しいかも。(ツアーだとそうもいかないんだろうか。。。)
博物館観光や街歩きをしていると日が暮れてきた。
ちょっとこじゃれた佇まいで屋上テラスがあるレストランを見つけたので、本日の夕食をそこで食べることに。
チキンケバブとビールを注文して20TL。ケバブと一緒に添えてあったピラフっぽいのがおいしい。
カッパドキアのその標高からか、晴れた日の日中は日差しが強く、気温も上昇するのでこまめに水分は補給した方が良さそうだ。
ギョレメは治安も悪くない。
夕食の帰りにその辺の商店で水を買う。
昼間とはまた違い、そこらじゅうの奇岩が街の明かりでぼんやりと浮かび上がる夜のギョレメは幻想的だ。
昼間はもちろん、日が沈んでから街を歩くにも危険な雰囲気はまったくなく、穏やか時間を過ごせる。
余程常識から外れた行動をしない限りは、イスタンブールなど都会とは違い、治安も良く安心出来る。
↓3日目へ続く
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