トルコ9日間ひとり旅の記録ブログ。
「男ひとり、こんな旅行したよ」という参考にどうぞ。
トルコのバックパック一人旅旅行記〜イスタンブール→ギョレメ〜
仕事がひと段落しそうな目処がついたので、早めの夏休み取得を決めたのは成田を出発するおよそ3週間程前だった。
だからといって、3週間前に行き先から全てを決めたわけではなく、頭の片隅でずっと”トルコに行ってみたい!”と思っていたものだから、休みが決まってからの段取りはいつまで経っても重い腰の上がらない普段の僕にしてはやたら早かった。
アジアとヨーロッパの文化がぶつかり、溶けて、そして独自の文化が成り立った魅惑の国「トルコ」。
日程は9日間。
広大なトルコを旅行するには日数が足りないけれど、とにかく楽しもう。
目指すはイスタンブール、カッパドキア、そしてサフランボル!
トルコ航空は機内食もおいしくサービスも良い
トルコのイスタンブールまでは、成田からの直航便で往復10万円程だった。
もちろんエコノミー。。
利用したトルコ航空は機体も綺麗で機内食も美味しく、サービスも良いという口コミの通り、トルコまでのフライトは十分に満足のいくもので、旅の楽しみから少し興奮して緊張した体や心を和らげるには十分だった。
エンタメも日本語対応映画が数多くあったのでそれなりに時間を潰すこともできたのも良かった。
トルコリラは現地での両替の方がレートが良い
トルコの通貨は「トルコリラ」。
成田空港での両替レートをみると案の定かなり高めだったので、現地についてからリラに変えることにしていた。
成田からおよそ11時間程。
トルコのイスタンブール、アタテュルク国際空港に到着。
入国審査は特に問題なくスムーズに入国。
両替のレートをみるとやはり現地の方がレートがいい。
一度ドルに両替する必要もなく、日本円から直接リラに両替した方が良かったようだ。
そして、トルコもやはりダブルブッキングが起こるということを聞いていたので、すぐに出発ロビーへ移動し、帰りのチケットのリコンファームを済ませておく。
長距離バスターミナルは巨大
この日は、イスタンブールの中心部へは寄らず、いっきにカッパドキアまで行こうと思っていたので、直接長距離バスターミナルへ空港からメトロ(M1線)に乗って移動する。
メトロから流れる街並みをぼんやりと眺めていたものの、不思議と異国に来た感じはしなかった。
想像した以上に近代的な街並みだったからだろうか。
1時間程で長距離バスターミナルのエセンレルオトガルがあるオトガル駅に。
駅と直結しているターミナルの中央部は土産物屋や飲食のお店も多く、あちらこちらでケバブの肉が回転していていい匂いが漂っている。
土産物屋の雑多な雰囲気と食欲をそそる匂いが混ざり合った中にいると、ようやく「トルコにきたなぁ」という実感が湧いてきた。
長距離バス内は快適だがトイレはない。
ターミナルにはバス会社毎にチケットオフィスが並んでいるのだけれども、どこも同じような雰囲気で、目的のバス会社を見つけるのに少々迷ってしまうかもしれない。
ようやく目当てのバス会社を見つけ「ギョレメに行きたい」というと「満席だ」と。
えっ!?どうやらトルコ国内も休暇なのか人が動いているらしく各方面へのバスもかなり混雑している様子だった。
どうしよう。。。でも男一人であることを伝えると、受付の女性がしばしの間端末をぽちぽち。
今日の夜10時発なら大丈夫ということらしいので、即OKし手配してもらった。
出発の時間までかなり余裕があったので、土産物屋を冷やかしたり、少しお腹が空いたので露天でケバブサンドを購入し、次から次へ到着しては出発するバスをぼんやりと見ながら時間を潰した。
のんびりとした時間を過ごしていたのだけれど、ひとつ、どうしても我慢しなければならない事があったのだ。
頻繁にトイレにいけない事情
トルコの公衆トイレは基本的に有料制(入る度に1TL。ちゃんと受付の人がいたりする。)なので、そんなに裕福な旅行でもない貧乏バックパッカーなのでたかだか1TLといえど、なるべくトイレの回数は減らして節約おきたかった。
さらに、これからギョレメまで12時間も勝手のわからない長距離バスに乗っていなければならないのである。
であれば、なるべく尿意が起こらないようにしなければと思ったのだ。
そう、我慢していたのは大好きな「お酒」!
まだトルコに着いてビールを飲んでいない!
トルコは人口の99%がムスリム(イスラム教徒)とされているが、飲酒は問題ないようで割と普通にビールが売っていたり、トルコ伝統のお酒「ラク」も有名だったりするので、酒好きには嬉しい国。(しかし、この旅行で感じたのは、おいしければおいしい料理を出すお店程、お酒を提供しない厳格なイスラム系の場合が多い印象だった。残念。。)
そんなわけで実はトルコに到着する前の飛行機でも、後半はお酒を控えていたのだった。。
ようやく出発時間が近づき、バスの発着場へ行くとすごい人込み!
同じようなバスが何台も並んでいて、それぞれに大きな荷物を抱えた人々が群がっているような状況。何やら行き先をアナウンスしているようなのだがトルコ語なのでどれに乗っていいやらさっぱりわからない。
近くの人にチケットを見せて聞いてみると、どうやらまだ乗るバスは到着すらしていないようだった。
日本みたいな時間ぴったりに出発するとは思ってなかったので気楽に待っていたら同じ日本人の女性バックパッカーに話しかけられた。(トルコで初日本人遭遇。)
どうやら行き先は違うものの同じ出発時間のバスに乗る予定なのだが、全然バスが来ない!とお怒りになっている。(いやいや、まだ20分しか過ぎてないですよ、と。下手したら1、2時間は平気で遅れてくるかもですよ、と。)
心の中ではそんな風に思っていたのだが、あまりに癇癪を起こしてバスのスタッフにもキーキー言っているので、関わりたくなく曖昧に同調しておいた。
予定の時間より遅れること1時間、ようやく目的のバスが到着し、いざカッパドキアへ。
トルコの長距離バスは、車内にトイレこそないものの、各座席にはモニターがありテレビなんかも楽しめるようになっていて長距離バスらしいグレードの良い車体なのである。
運転手とは別に、ガイドさん的な人も1人同乗しているので、目的地などに到着するとちゃんと案内してくれるので大丈夫。きっと。
途中、何回かサービスエリアで休憩を挟みながら、イスタンブールから12時間。ようやくカッパドキアのネヴシェヒルに到着。
そこから目的地のギョレメまでは乗り合いの小さなワゴンバスに乗り換えての移動となった。(直行便もあるらしいが、バス会社や乗客の人数等によっても変わったりするらしい。)
成田→イスタンブール→ギョレメまで連続して23時間。移動で宿代を浮かせられるとはいうものの、さすがにずっと乗り物に乗りっぱなしは、どこかの血管が詰まりそうであまりおすすめはできない。。。
↓2日目へ続く。
【トルコ編まとめはこちら】海外バックパッカーひとり旅ブログ