トルコ旅行で長距離バスに乗っていた合計時間。
およそ30時間。
エコノミー症候群真っしぐらの殺人的乗車時間である。
こんなにも長時間バスに乗っていても、イスタンブールから訪れた都市はカッパドキアとサフランボルの2箇所だけ。
トルコを旅行するのに、なぜこんなにも長距離バスに乗らなければならないのかといえば、答えは簡単。
トルコは広いのだ。
今回はトルコのバス事情についてお伝えしてみる。
それでもトルコ旅行は長距離バスが便利
トルコは広大でバス移動はとにかく時間がかかる。それでも各観光地へアクセスするには長距離バスが断然便利なのだ。
トルコは長距離バスが発達している
トルコにも日本でいう新幹線がなくはないのだが、本数も少なく、移動できる都市も限られてくる為、便利に使える!という印象はまだまだなのだ。
だからこそなのか、トルコはバス網が非常に発達している。
バス会社も無数に存在し、それゆえ本数もかなりある。
当日ぱっとチケットを買いに行っても満席で乗れないということはまずない。
長距離バスの車体はベンツが多い
トルコの長距離バスはドイツのメルセデスベンツの車体を多く見掛ける。
トイレこそ備わっていないものの、しっかりとした作りのシート、各座席にはモニターもあり、日本の格安深夜バスよりもよっぽど豪華で快適なのだ。
車内サービスもトルコ流
バスには運転手の他にアテンダントが同乗する。
トルコ伝統のコロンヤ(香りづけされたアルコールをサッと手に振りかけてくれる)から始まり、水やチャイ、バスや路線によってはお菓子やアイス、軽食などのサービスがある。
日本の国内線飛行機よりもサービスが良い。
アテンダントもいるので、運行中でも何かあればその人に相談出来る。
大型の荷物は車体下の荷室へ
バックパックでも大型のものやスーツケースなど、車内に持ち込めないものは乗車前に車体下の荷室に入れて預かってくれる。
この辺は日本の大型バスと同じなので安心出来るだろう。
長距離バスは一石三鳥の移動手段
目的地に移動しながら、昼間の観光時間を効率よく確保し、ホテルに滞在する宿泊費用を浮かせることができるまさに一石三鳥のありがたい乗り物だ。
がっ!
トルコは広大なのである。
ひとたび新しい観光地へ赴こうと長距離バスに乗れば、待っているのは親切なサービスと地獄のような長時間乗車であることは間違いない。
それでも、トルコに来たならその大地の広さを体感する為にもぜひ長距離バスを活用してみよう。