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トルコ9日間のひとり旅(僕は英語がほぼ話せません。)6日目〜トルコ旅行最大の不安〜

TRAVEL

トルコのバックパック一人旅旅行記〜ヨリョク→コナル〜

今日はイスンタンブールまで移動する予定なのだが、深夜出発のバスに乗るため、それまでサフランボルの周辺地を足を伸ばして観光することにした。

朝食は昨日と同じようにホテルで済ませ、チェックアウトをお願いする。

トルコ語会話ブック的なものは本当に便利

夕方くらいには戻ってくるのでそれまで荷物を預かって欲しいとお願いしてみたものの、英語が全くわからないスタッフで通じず。。

ガイドブックにトルコ語表記の似たフレーズがあったので、指をさして見せると、ようやく理解してもらえ、荷物の預かりを快諾してくれた。

トルコの旅行で初めて、会話ブック的な本を持っていったのだが、こんなにも役立つものだとは思わなかった。

ヨリョクという原風景が広がる小さな街

サフランボルから10kmほど離れた小さなヨリョク村というところに行くため、バスに乗る。

コナルという街で乗り換えのつもりだったが、ヨリョクに行きたいのだと運転手に伝えたところ、そこまで行くようだった。

もしかしたら、本当はコナルまでだったのかもしれないがサービスしてくれたのだろうか。

片道でバスの運賃は2.5TLだった。

直接ヨリョクに着くことが出来て助かったのだが、この事が帰りに思わぬハプニングを生むことになった。。。

ヨリョクにもサフランボルと同じように木造の伝統家屋が保存されていて、そのいくつかは観光用に公開されている。

伝統家屋とはいえ、同じような家屋はまわりに多くあり、ほとんどは今も普通に暮らしているようだ。

中を見るとトルコの生活風景を想像することが出来て非常に興味深かった。

3階建の一番上の部屋からは近くの海と山の景色を楽しむことができる。

窓際に腰掛けながらぼーっとしていると、窓越しに広がる景色と、汗ばんだ体に心地よい風が流れてきて、ここは本当にトルコなのだろうかという錯覚を覚えた。

まるで、夏休みの昼下がりに日本の田舎の古い家で何をするでもなく佇んでいるような、そんななんだか懐かしい感覚を覚えた。

コナルまでの道がわからない!

ヨリョクは本当に小さな村で、私が滞在中は、他の観光客は1組しか見かけなかったほどだ。

村の中をぶらぶらと歩いて満足したところで、サフランボルへ帰ることにした。

ヨリョクからはサフランボル旧市街行きのバスが出ていないので、隣のコナルまで歩いて行かなければならなかった。

が、来る時は直接ヨリョクに来てしまったのでコナルまでの道や位置関係がわからない!

とりあえず村にいた牛の世話をしているおじいちゃんに声をかけてみたが、さすがにトルコ語はわからなかった。。。

バスで通って来た道は幹線道路なので、そこを戻ってもコナルにはたどり着けないということはわかる。。

30分程歩けばコナルに到着するという情報はあるのだが、村からいくつかの方向に別れた道を30分も歩いて確かめてみる気にもなれず。。

しかし、ただ悩んでいても時間もなくなってくるので、この方向だろうと思い切って歩いてみることにした。

思い切ってそれらしき道を突き進む

歩く先に少しでも街らしきものが見えればいいのだが、先どころから周りに家の一件もない砂利道をひたすら歩くことに。

ここで迷ったらトルコの大地と化すこも半ば頭をよぎるほど、このトルコ旅行の中で最大の不安だった。

が、30分程歩いたころだろうか、ようやく家がぽつぽつを見えはじめ街っぽい雰囲気の場所につくことが出来た。

ここがコナルなのか、まずはそこから確かめようと人を探すと、商店がありその前にバス停らしき表示があるのをみつけた。

表示を見ると、確かにここはコナルで、後1時間半ほどでサフランボル行きのバスがちょうどここへくるっぽかった。

いやー、安心した。

ついでにバス停も発見出来てめでたしめでたし。

トルコのおじさんにサイダーを奢ってもらう。

バス停がある商店の前にはこの辺りの住人らしきトルコのおじさん達が数人、暑さから逃げるように日陰にかたまり、談笑していた。

そこにまじって座ってバスを待っていると、おじさんが色々と話かけてくれるのだが、例のごとくまったく英語が伝わらない。

トルコ語の本もホテルに預けた荷物に入れてきてしまったので言語でのコミニュケーションはほとんど出来なかった。

それでも、その事をまったく気にせず色々を話かけてくれ、さらには商店から瓶のサイダーを持ってきて飲んでいいよ、と。

普段だったらもらった物は口にしないのだが、小さな小さな田舎街で、会話も出来ない日本人に楽しそうに話しかけてくるおじさん達の中にいたら、不思議と「飲んでいいのか?」という疑いの念は生れなかった。

お礼を言って瓶のサイダーをいただく。

車はもちろん、人もほとんど通らない小さな田舎街のバス停でもらったこのサイダーの味はずっと忘れることがないだろうと思う。

このおじさん達のように、よたよたの服を着た言葉の通じない旅行者でも隔てなく話しかけ、のんびりとバスを待つ姿をみていると、こんな風な心持ちでのんびり暮らしたいなぁと思った。

サフランボル最後の時間をのんびりと過ごす

しばらくするとバスがきた。
なんとヨリョクの街へ行った時と同じバスで、さらに運転手まで同じではないか!

伝わったかどうかわからないがサイダーのお礼をし、おじさんに別れを告げて、再びサフランボルへ。

イスタンブール行きのバスの時間までまだ余裕があるので、せっかくならとビールを一杯やって、チャイ屋でチャイを飲む。

何をするでもなくダラダラとサフランボルでの最後の時間を過ごした。

夜も更けてきたので、クランキョイまで坂を歩いて登る。(本当はバスに乗りたかったけど運行していない時間のようだ)

もう夜の11時くらいだというのに、ようやく涼しくなった時間を楽しみにしていたのか、クランキョイでは多くの人が広場に出て過ごしていた。

サフランボルからイスタンブールまではバスで8時間ほど。
国内の長距離バス移動もこれが最後になる。

↓7日目へ続く

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