複合フローリングとの違いから無垢の床が温もりを感じる理由を調べてみる。
本格的な寒波がやってきて、いよいよ外気温がマイナスに突入してしまいました。。
子供たちが冬休みに入り、日中も家で過ごす時間が多いので、こうなると我が家の暖房「トヨトミの石油ストーブくん」もフル稼働でございます。
ところで、我が家の床はトイレと浴室と並ぶ脱衣所以外は全て無垢材を使用しています。
外国産のパイン材ですが、針葉樹ならではのやさしい肌触りがとても心地よいのです。
よく無垢の床は「温もりを感じる」と言われるのですが、まさにその通り!
この温もりというのは印象的な問題ではなく、例えば冬場でもカーペットなど敷かず床の上でごろごろできますし、お尻をついても冷たく感じることはありません。
我が家での冬は3シーズン目になりますが、冬場の無垢床の恩恵は計り知れないものがあると感じています。
では、なぜ無垢床だけ温もりを感じるのか?
無垢材(単層)と複合フローリングの3つの違い
その他のフローリングも材質は木材であることに変わりはないのに、何が違うのか?
僕自身、あまり詳しくなかったので今回はその辺を掘り下げてみたいと思います。
無垢材(単層)と複合フローリングについて
対して、複合フローリングは何層にも材質を貼り合わせた合板に木目を印刷したシートを貼り付けるものと、天然木を薄く削いだものを貼り付ける2種類があります。
今回は同じ「木材」という部分で比較する為、後者との違いを比較してみたいと思います。
①塗装の違い
無垢材は自然塗料で仕上げられる場合が多いですが、複合フローリングの場合はウレタン塗料が多いようです。
ウレタン塗料の場合は、耐摩耗性を保つために表面に塗膜を形成します。
→複合フローリングは直接木に触れられない。
②木以外の成分の違い
複合フローリングは合板をはじめ、合板と天然木を貼り合わせるのに接着剤を必要とします。
対して無垢材は木材をそのまま使うので、「木」以外の層(接着剤)がありません。
→複合フローリングは接着剤部分が冷える
③空気層の違い
木は生育する為に根っこから水を吸い上げる管があります。床材として使用する為に乾燥させることで、この管の部分から水分が抜け空気層となるのだそうです。
つまり、空気層による天然の断熱層になっているのです。
複合フローリングの場合はこの空気層があっても、無垢材に比べ少ない(薄い)のだそうです。
→複合フローリングは断熱効果のある空気層が少ない
まとめ
これらの違いから、「触れた時に自身の熱が跳ね返ってくるから温かく感じる」のですね。
ちなみに、温もりを感じやすいという点では、同じ無垢材でもより柔らかい材質(針葉樹など)の方が有利なようです。
そこまで深く考えていなかったのですが、新築から3シーズン目の冬にしてようやく無垢床のメリットを知ることができました(笑)
夏は湿気を吸って裸足でも快適に歩けるし、冬は天然の断熱層により温もりを感じる。いやー無垢床で良かった!