トルコのバックパック一人旅旅行記〜イスタンブールその3〜
ホテルの部屋は、窓を開けてもすぐ隣の建物の壁が上まで立ちはだかっている。
雑居ビルの一室のような雰囲気で、ある意味都会らしいホテルといえばそれまでだけど。
シャワールームは隔離されているのでトイレまで水浸しになることはなく使いやすかったのだが、これが大人二人が立つのがやっとのスペースで、体を洗う度にパーテーションにどこかしらがぶつかった。
そういう訳かどうか、後からよくよく見るとシャワーブースの扉が外れていたりかなりガタがきているようだった。
夜は部屋の外(ホテル内部なのか、外なのか判別できないが)がかなり騒がしく熟睡できるか心配だったが、イスタンブールの街をひたすら歩き続けたり、旅行の疲れも溜まっているのか気づいたら朝になっていた。
形式だけ取り繕ったさほど美味しくないホテルの朝食をすませてチェックアウト。
バックパックだけ預かってもらい、最後のイスタンブール観光へ。
最後のイスタンブール観光
飛行機の時間もあり、午前中しか時間がないのでゆっくり博物館見学に行く。
■国立考古学博物館
アレキサンダー大王の石棺をはじめとした世界的にも評価が高いギリシア・ローマ時代のコレクションなど、数多くの重要な展示物が並ぶ。
旧館と新館に分かれており、主要な展示物は旧館に多い。
とにかく広大。敷地もさることながら、展示数の多さもかなりの数。
ゆっくり見て回ると丸1日はゆうにかかってしまうので観光の時間配分に注意した方が良さそう。
小休止を挟みながら午前中いっぱいかけて博物館を回る。
中庭の木陰で休んでいると、人懐っこいネコがいるので少しじゃれて遊ぶ。
そういえば、トルコはいたるところにネコがいたような印象だ。
キリっと冷えたエフェスビールでトルコ旅行を締めくくる
お腹が空いたので、昨日食べたケバブ巻きが売っているお店へ。
やはりおいしい。
昼時ということもあり、近くの地元の人たちがひっきりなしに買いに来ていた。
ホテルに預けておいたバックパックをピックアップしアタテュルク国際空港へ電車で向かう。
東京の電車と同じように時間帯によってはかなり混雑するらしい。
ちょっとだけ時間があるので、トルコ旅行の締めくくりに空港内のバーでキリっと冷えたエフェスビールを頂く。
その土地の気候、食事に合ったその土地のビールを頂くことが、なによりの贅沢だ。
トルコは広かった。
夜行バスを活用しても、9日間では主要都市を周ってやっとという印象だ。
イスタンブールだけでも、トルコらしい文化にこれでもかと触れることは出来るのだけれど、もしトルコに初めて行く人と一緒にまたトルコに行くことがあるのなら、やっぱりサフランボルには連れて行ってあげたい。
小さくて素朴で、それでいて全てが詰まっているような素敵な街をきっと気に入ってくれるはずだ。
終
【トルコ編まとめはこちら】海外バックパッカーひとり旅ブログ