入門用テントとして人気のスノーピークのアメニティドームを長年使い続けることは出来るの?
後々買い替えが必要になるならもっと安いものを買った方が長期的にみて経済的なんじゃないだろうか、とアメニティドームの購入を迷っている方も多いのではないだろうか。
家族キャンプ用として始めた買った我が家のアメニティドームが、現役のまま7シーズン目に突入しているので現在のテントの状態を参考までに紹介してみようと思う。
現在の状態からの推測に過ぎないが、「メインテントとして10年くらいは問題なく持ちそう」というのが僕の結論である。
が、もちろん購入当初と変わりなく使えるかというとそういう訳でもないので、今回はその辺りに触れてみる。
アメニティドームを長年使うと撥水性能と縫製の強度は低下してくるが問題なく使える。
屋外で使用するわけなので、やはり年数が経つとそれなりに性能として弱ってくる部分もある。
撥水性能と縫製箇所の強度の低下だ。
そこまでヘビーに使ってきたわけではないが、我が家のアメニティードームもやはりこの部分は弱ってきているなぁと感じる。
しかし、それ以外はまったく問題なく、雑に扱わない限りは入門用とはいえ長年愛用できるレベルのテントであることは確かだと感じている。
我が家の使用状況
我が家のアメニティドームの使用状況はこんな感じ
・我が家で唯一のテント
・夫婦2人、子供2人の4人で使用
・年間5〜10泊程度。
・使用シーズンは春、夏、秋
撥水性能の低下
長年使ってきて、一番性能が落ちてきているなぁと感じるのが撥水性能。
当初は雨なんてポロポロと粒状になって落ちていったのに、現在では夜露でフライシートが濡れてしまうようになってしまった。
もちろん、びしょびしょになってインナーまで漏れてくるという訳ではなく、それなりに撥水はしてくれるのだが、それでも水分が浸透するようにはなってきている。
テンションがかかる縫製箇所が弱くなる
我が家のアメニティードームで唯一の破損がインナーテントの上部が裂けてしまったこと。
こちらがその部分の画像。
これは、土砂降りの中で撤収を余儀なくされた時にインナーテントがびしょ濡れになり、撤収後も数日間放置してしまったことが原因だと思われる。
数日後、インナーテントを乾かす為にポールを入れてテンションを加えたら、縫い目のところから裂けてしまったのだ。。。
あとは、インナーテントのボトムの四隅と中央2箇所のポールによるテンションがかかる部分。
ここも長年少しずつ少しずつではあるけれど、縫製が弱って一部縫い合わせに間が空いてきている。
対策
撥水性能が低下したからといって、やたらに防水スプレーをテントに吹きかけないようにした方が良いらしい。
オフィシャルでも(記憶が曖昧だが)防水スプレーの類は使用しないことを推奨していたので、どうしても撥水効果を回復させたい場合はメーカーに依頼するのが一番だ。
また、生地の傷みは使用後のメンテナンスによるところが大きいと感じている。
雨に降られなかったとしてもしっかりと乾燥させるよう心掛けたり、焚き火の灰やジュースなどが幕についてしまったらしっかりと拭き取るようにしたい。
ポールやその他パーツは問題なし
ポールが折れたり曲がったり、フックが欠けたり等その他のパーツの破損は7年使っても今のところは起きていない。
まとめ
アメニティドームは入門用とはいえ、7年経過してもメインテントとしてまったく問題なく使えるし、きっとこの先も使い続けることが出来るだろう。
使用後のメンテナンスを丁寧に行えば縫製箇所の経たりも抑えられるはずだ。
もし10年経ったら、その時は一度メーカーにメンテナンスに出すくらいの労いをしてあげようかと思っている。